激動の年もいよいよ終わりに近づき、
坊主も師匠もおっちゃんもおばちゃんも東奔西走の今日この頃。
編集の追い込みをやっとります。
おそらく31日までノンストップ～。
いやたぶん、年明けも缶詰は続きそうな気配。
1月8日に出演者＆スタッフ新年会の目玉に
絶対に試写をやるという約束をしているもので
おかげさまでひたすらに汗、汗、汗かきまくりの年の瀬でございます。
でもちょっとだけ、この特別な年を振り返っておこう。
なによりも自分に進む勇気をくれたのは、これでした。
作品の台本、絵コンテ、撮影進行表。
これらとの格闘は、単に作品を創るってことだけに限らず、
ぶれない自分でいるために
どこに照準を合わせていればよいのかを
ずっと教えてくれてたように思います。
震災と原発事故で、我を見失ってしまうのではと
揺らいだ心もありました。
けれど、逆に固まった心もある。育った心もある。
ぼんやりとあやふやだったもののかたちがくっきりと見えてきて、
薄かったものが色濃くなった。
そんな気がしています。
さらに、いまの世の中というものの現実の姿、
そこに生きている人の嘘と誠を、両方あきらかにしてくれた
2011年だったように思えます。
日本の今年をひとことであらわす言葉は 「絆」 なんだそうですが
・・・・・はぁ?
超NoooGooooood。
一発ボツ。
とんでもございません。
安っぽいのもほどほどにしてもらいたいと思います。
わたしに言わせていただくとすれば、
「絆の不在」 こそが今年の日本を現す、その言葉です。
自分の周囲にあるひとびとや、
そこから広がる繋がりを本当に大切に思うというのならば、
真っ先にやらなければいけないことが目の前にある。
その思いでひとが強く繋がれ、
この恥ずかしい国のシステム自体が大きく変わらない限り
ひとびとの言うその「絆」は
いとも簡単に切れてしまう粗悪な紐で終わるにすぎません。
わたしの今年の正直な感覚はこうです。
絆など、はじめから無かった。
これまで絆だと思っていたものは、超～粗悪品だった。
わたしの思う本物の絆とは、ぜんぜんかっこいいものじゃない。
うわべだけの取り繕いや綺麗ごとではひとはちゃんと繋がらない。
そこに衝突や葛藤があり、紆余曲折を経なければ
一見見栄えのいいか細い紐は、
かっこ悪くてもず太い縄には育たない。
つまるところ、血の通った人間関係を育ててゆかなければ
ひとは、今後持続できないと思います。
気付いたからには、来年はそこから始める。
本物の絆とはなにかをまだまだちゃんと考え続ける、探し続ける。
繋がりのひとつひとつを流さずに固く、繋ぎ続ける。
これが今年からはじまった、自分の壮大な目標です。
ひとりで数多くを本当の意味で繋げることは
初めからできるはずもありません。
だから自分の手の届くところで、やり続ける。
わたしが今年、すべてのSNSを辞めたのは、
安易な友達登録によるいいとこどりの幼い交流が
楽しかった時期もあった自分がとてーーも、イヤになったから。
このへんが理由のひとつでした。
たとえネット上でも、太い繋がりを探したいんですよ自分は。
そんなとても可愛らしい自問自答の末、
唯一なぜか、残っているのがこちらのサイト(爆
基本、かきっぱなしのブログ本位であり
もともとSNS機能はないに等しいところが
とても良いと思っていますんで。
一応友達登録とやらはあるけれど
友達であろーがなかろーが、ここではまるで関係ないのもいい(笑
はい。
ということで。
なんとなくまとまったような気がしますので(笑、
今年一年、本当にありがとうございました。
辛抱強く繋がり続けてくれてる皆様に、感謝感激雨霰。
こんなわたしを来年も、どうぞよろしくです。
あ、そそそ。
来年は辰年ですね。
あちし、年女ですのでそこんとこ宜しく!!!
さりげなく年齢カミングアウトw
ぎゃーーーー!!!
